VisualStudio2017で拡張機能をインストールしたら落ちる時の対処法
どーも。panjaです。
さっそくVS2017インストールしてみました。
いろいろ環境を作っていたのですが、ある拡張機能をインストールして再起動するとソリューションを開く際に落ちるようになってしまったので、対処法を残しておきます。
同じような現象で困っている人の助けになれば幸いです。
原因の拡張機能は以下のものです。
Productivity Power Tools 2017
blogs.msdn.microsoft.com
上の記事にも書いてありますが、「拡張機能と更新プログラム」から「Productivity Power Tools 2017」をインストールすると次回起動時に以下の拡張機能群が自動でインストールされるように変わったようです。(VS2015までの同様の拡張機能は一つの拡張機能に機能がてんこ盛りというものでした。)
その中のいくつかの機能を有効にするとソリューションが開けなくなりました。
インストールされる機能一覧は以下の通りです。
表中の「落ちる原因?」列が「◯」になっているものを全て無効化するとソリューションを開けるようになりました。
名前 | 概要(違っていたら教えてくださいm(__)m) | 落ちる原因? |
---|---|---|
Align Assignments | Ctrl + Alt + ]で「=」の位置を揃えてくれます | × |
Copy as HTML | 選択したテキストをHTML形式でクリップボードにコピーしてくれるらしいです | × |
Ctrl+Click Go To Definition | Ctrl+クリックで定義に移動します | × |
Custom Document Well | Visual Studio のドキュメント タブの動作を設定できるようにします*1 | × |
Double-Click Maximize | 検索ウィンドウなどをダブルクリックすると最大化できるようになります | ◯ |
Editor Guidelines | 縦線を表示してインデントをわかりやすくしてくれます | ◯ |
Fix Mixed Tabs | タブとスペースが混在している場合に教えてくれるようです | ◯ |
Match Margin | キャレットの位置と同じテキストを強調表示してスクロールバーにもわかりやすく表示してくれます | × |
Middle Click Scroll | マウスの真ん中のボタンクリックでスクロールできるようになります | ◯ |
Peek Help | F1を押すと表示されるヘルプをインラインで表示させるためのショートカットキーを設定できるようです | ◯ |
Power Commands for Visual Studio | その他の(?)便利機能の詰め合わせのようです | × |
Quick Launch Tasks | クイック起動ツールのアクセス性を向上させ、タスクを設定する機能を追加します*2 | × |
Shrink Empty Lines | 意味のある行をより多く表示できるようにテキストや数字を含まない行を縮小します | ◯ |
Solution Error Visualizer | ソリューションエクスプローラーでエラーや警告を強調表示してくれるようです | ◯ |
Time Stamp Margin | デバッグ出力ウィンドウにタイム スタンプを表示する余白を追加します | ◯ |
また、今回開けなかったソリューションの概要は以下の通りです。
この辺りがかなり関係していそうな気がします。
・もともとはVS2013で作成したソリューション
・(Productivity Power Tools 2017を入れる前に)VS2017で開いた際にアップグレードはしていない
・C#、C++/CLI、C++のプロジェクトを含む
・使用しているサードパーティ製ライブラリ:Boost、XercesC++、GoogleTestなど
「Editor Guidelines」を無効化しなければならないので、インデントがわかりづらくなったのがかなりイタいです。
「Indent Guides」という別の拡張機能もあるようですが、残念ながらVS2017には未だ対応していないようです。同じことが実現できる拡張機能をご存知の方、ぜひぜひ教えてください(`・ω・´)ゞ